「どんな手法を使っていますか?」
トレードの話になると、たいていこれを聞かれます。
私の答えは少し変わっていて、「何時何分に入って、何時何分に出るか、あらかじめ決めています」です。
チャートは見ますが、張り付きません。環境認識も発注も記録も、記録を始めた2024年からはすべてスマホ1台で完結させています。
こう答えると、「え、それで勝てるんですか?」という顔をされます(笑)
ただ、この手法は最初からあったわけではありません。順番としては、手法がいちばん最後に決まりました。
今回はその順番の話を書かせていただきます。
先に決まったのは、目的でした
私がFXをやっている目的は、お金そのものではありません。
会社員を辞めて、自由に使える時間を増やしたい。パートナーとの時間を大切にしたい。親に少しでも良い思いをさせてあげたい。
ブログでは「時間持ち」と呼んでいますが、要するに、FXは人生を変えるための手段であって、目的ではない。
きれいごとのように聞こえるかもしれませんが、これは今年、身をもって感じました。
今年は一時、400万円近くを一気に負けた時期があります。そこから+100万円まで戻して、また落として。
これを2〜3回繰り返して、現在もまだマイナス100万円ほどです。トレード歴4年で、間違いなく今年がいちばん苦しい。。。
「お金を増やしたい」だけが目的だったら、たぶんこの時点でやめていたと思います。負けが続くと、お金のためというだけでは気持ちが持たない。
踏ん張れたのは、「何のためにやっているのか」が以前より明確になっていたからです。
そして、目的がはっきりすると、手法に求めるものが変わりました。
「いちばん稼げる手法」ではなく、「私の生活の中で、時間を食わずに続けられる手法」。
この基準になった瞬間に、世の中の手法のほとんどが候補から外れました。
次に決まったのは、自分の条件でした
私の条件を並べると、こうなります。
- 月〜金の9:00〜17:30勤務。在宅勤務はなし
- PCの前に座れるのは、朝の出勤前と、帰宅後の夜だけ
- 根っからの体育会で、普段はノリと勢いで動くタイプ(笑)
3つ目が、いちばん効いています。
放っておくと、勢いでエントリーしてしまう。負けた直後は「次、次」となる。利益が乗ると早く確定したくなる。
過去の自分のトレードを見返すと、崩れた場面はほぼこの癖が原因でした。
つまり私の場合、「相場を読む力を上げる」より先に、「自分の勢いが入り込む場所をなくす」ほうが優先だったんです。
そこで出てきた答えが、「判断の余地を、あらかじめ全部つぶしておく」でした。
そして、手法はこの順番で組み上がっていきました
ここからが、いま使っている手法ができていった順番です。
最初は、時間だけでした。
「この日付の、この時刻に入って、この時刻に出る」。それだけです。チャートの形は見ません。
過去21年分・8,000回超のデータを検証して、時間の偏りだけを使う。裁量が入る場所がないので、体育会の勢いが出る隙もない。
これが土台になって、2025年は年間で+669万円まで積み上がりました。
次に、道具をスマホ1台に絞りました。
時間で決まっている手法なら、PCの前にいなくてもいい。だったら最初からスマホで完結する形にしてしまおう、と。
2024年からは環境認識も発注も記録も、すべてスマホです。通勤中でも昼休みでも、同じ判断ができる。
制約があるからこそ、やり方が削ぎ落とされていく感覚がありました。
そして今年、「型」を加えました。
今年に入って大きく負けた時、さすがにまずいと思って、めちゃくちゃ考えました。
そこで出てきたのが、「これだけ負けているからこそ、逆にここから新しい手法を作れないか?」という発想です。
ただ、ここで「裁量を増やす」方向には行きませんでした。私が勢いで崩れる人間なのは変わっていないので。
やったのは、時間のルールと同じ発想を、チャートの形に持ち込むことです。
「この形になったら入る」「この状況になったら出る」を、事前に条件として固定する。
リスクリワードは1対1で固定。1回あたりのリスクも証拠金の一定割合で固定して、連敗中も変えていません。
相場に合わせにいくのではなく、決めたことを淡々と実行する。時間のルールも型のルールも、根っこは同じです。
いまは、この時間のルールと型のルールを、複数の手法として並行して回しています。この夏からは新しい型も、小さいロットで実弾に移しました。
どの形を使っているのか、なぜスマホの小さい画面でも判断がブレないのか。ここはまた、順番に書いていきます。
設計の外に出た日は、やはり負けています
かっこよく書いてしまいましたが、年初来はまだマイナスです。
負けた場面を見返すと、手法が悪かったというより、手法の外に出た時にやられています。
決めた時刻でも、決めた形でもないのに入ったトレード。つい先日も、必要のないトレードで1日に30万円ほど負けました(泣)
ルールを固めても、破るのは自分ですね。。。
それでも、設計があるのと無いのとでは、崩れる回数がまったく違います。これは今年、身をもって分かったことです。
手法は、目的から逆算して「残ったもの」
まとめると、私の手法はこの順番でできています。
目的(何のためにやるのか)
→ 条件(いつ見られるか・どんな性格か・毎月いくら必要か)
→ 手法(その条件で残ったもの)
「どんな手法ですか?」と聞かれて、私が手法の中身より先にこの話をするのは、順番が逆だと同じ手法でも続かないと思っているからです。
実際、私のやり方をそのまま渡しても、朝からPCの前に座れる方には遅すぎるでしょうし、慎重な性格の方には物足りないと思います。
手法の中身は、これから少しずつ書いていきます。ただ、その前に一つだけ。
何のためにトレードをするのか。もしまだ言葉にしたことがなければ、一度紙に書き出してみるのはおすすめです✏️
私の手法は、そこから逆算して残ったものです。
関連:FXの基礎ロードマップ / FX手法の作り方・完全版|10ステップ / 時間持ちとは何か
※本記事は個人の経験・考え方の記録であり、特定の投資や手法を勧誘・助言するものではありません。投資にはリスクがあり、レバレッジ取引は損失が拡大する場合もあります。ご自身の判断と責任でお願いします。

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