2026年7月末時点、私の年初来成績は−197万円です。
月次報告に書いた通り、7月は為替介入で140万円を失い、月間−64万円。
数字だけ見れば、間違いなく「悪い年」です。
現状も含めて赤裸々に投稿していきます。
「今年はもうダメかもしれない」
「手法が壊れたんじゃないか」
と思って迫っているのは事実です。
自身の不安を払しょくするためにも、改めて検証を実施して分析をしました。
データに聞いた質問は1つ
私のトレードは、日付や時刻を絞り、ほとんどを無裁量で実施するアノマリーを意識した手法です。
手元には、2005年から2025年まで21年分・8,000回を超える検証トレードの記録があります。
この21年分のデータを引っ張り出してきて、AIと壁打ちを実施しました。
AI_HEROと命名します。(笑)
AI_HEROに1つだけ質問をしました。
「7月末の時点で、年初来マイナスだった年は過去にありましたか?」
つまり、今の私と同じ場所に立っていた年が、過去にあったのか。
あったなら、その年はどう終わったのか。
答え:21年間で、1回だけありました
各年の「7月末時点の年初来」と「年末の着地」を並べたのが、この表です。
(数値は現在のリスク管理ルールで21年分を複利換算したもの。実際の売買結果ではなく検証値です)
| 年 | 7月末時点 | 年末着地 |
|---|---|---|
| 2005 | +80% | +183% |
| 2006 | +314% | +486% |
| 2007 | +51% | +236% |
| 2008 | +136% | +196% |
| 2009 | −26% | +102% |
| 2010 | +3% | +71% |
| 2011 | +61% | +69% |
| 2012 | +114% | +97% |
| 2013 | +53% | +129% |
| 2014 | +53% | +37% |
| 2015 | +340% | +854% |
| 2016 | +620% | +955% |
| 2017 | +100% | +262% |
| 2018 | +100% | +154% |
| 2019 | +95% | +257% |
| 2020 | +94% | +268% |
| 2021 | +63% | +151% |
| 2022 | +254% | +1,107% |
| 2023 | +154% | +640% |
| 2024 | +67% | +499% |
| 2025 | +186% | +274% |

7月末時点でマイナスだったのは、2009年の、ただ一度だけでした。
リーマンショックの直後です。
前半で−26%まで沈み、そこから後半だけで巻き返して、年末は+102%で着地しています。
ちなみに「前半プラス→後半で目減り」という逆パターンも、2012年と2014年の2回ありました。
それでも、年間で見ればマイナスの年は21年間で一度もありませんでした。
もし、100万円で始めていたら
検証値を金額に置き換えると、ぐっとイメージしやすくなります。
各年の年初に100万円で始めていたら、年末にいくらになっていたか。

最低の年(2014年)でも137万円。最高の年(2022年)は1,206万円。
21年間、100万円を割った年は一度もありませんでした。
断っておくと、これは証拠金の制約もスリッページも含まない理論値です。実運用はこれより下になりますし、私の今年のように、年の途中で大きく沈む場面も普通にあります。
それでも、「期待値がプラスの場所に居続けたら、何が起きるか」の輪郭は伝わるのではないでしょうか。
「よかった、前例がある」で終わらせない
ここで「2009年も戻ったから今年も大丈夫」と結論づけたら、それは感覚と同じであると考えます。
大切なのは中身。
今年の負けの中身は、2009年と異なります。
2009年に沈んだのは、もともと「深いドローダウンのある常連手法」でした。
21年間に何度も前半マイナスを経験し、そのたびに戻ってきた実績がある。いわば想定内のドローダウンです。
一方、今年沈んでいるのは、21年間で一度も深いドローダウンを作らなかった主力の手法です。
「21年に一度もなかったこと」が、いま起きている。
ですので、私の結論はこうなりました。
- ポートフォリオ全体としては、前例のあるドローダウンにいる(悲観しすぎない)
- ただし主力手法だけは、前例のない状況である(楽観もしない)
- やることは祈ることではなく、今年の全トレードにルール通りか○×を付けて検証すること
正直、相当悩んでいます。。。
感覚は「物語」を語り、データは「期待値」を語る
感覚は「もうダメだ」という物語を語ります。
データは「21年で1回。その1回は戻った。ただし今年は中身が違うから確かめろ」という回数を語ります。
私が信じているのは、後者です。
もう少し正確に言えば、「期待値」を信じています。
期待値とは、1回のトレードあたり、平均でいくら残るか。
私の手法群は、21年・8,000回の検証で、これがプラスであることを確認してきました。
期待値がプラスである限り、回数を重ねるほど、結果は期待値に収束していきます(大数の法則)。
単月や半年のマイナスは、収束までの道中に必ず現れる「ブレ」です。
だから今やるべきことは、ブレに怯えて降りることではありません。
「期待値そのものが毀損していないか」を、検証で確かめること。
主力手法の○×チェックは、そのためにやります。
トレードは確率と統計のゲームです。
半年のマイナスで手法の良し悪しは判定できません。判定できる材料は、検証の回数だけです。
期待値を信じて、8月からも、淡々と検証して、淡々と積み上げていきます🔥
▼この記事のダイジェスト版を、noteでも公開しています。
年初来−197万円。「こんな年、過去にあった?」と21年分の検証データに聞いてみた(note)
※本記事は私個人の検証記録であり、投資助言ではありません。表の数値は過去データの検証値(理論値)であり、将来の成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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